生きてればいいよ。

新卒で青年海外協力隊。任期満了後もベナンで家庭ごみ収集屋をしている若者の生きざま。

奨学金の面接で夢を語った

大学院に入学してから、学部生だった頃の感覚と新しい世界の経験どちらも得ています。

 

昨日、奨学金の面接がありました。

これも人生で初めてのことで、たくさん反省点があったので書き留めておこうと思います。

 

もくじ

 

奨学金に応募した目的

働いていた頃の貯金を切り崩して生活している私はお金にあまり余裕がなく、アルバイトを3つ掛け持ちしています。奨学金を頂いてアルバイトを減らし、研究や勉強にもっと時間を割きたいと思い、今回の奨学金に応募しました。今回面接を受ける機会をもらった奨学金は、独創的な夢のある、意欲ある女子学生の支援をする目的の奨学金でした。

 

面接準備

二次選考である面接の前に、書類選考がありました。書類選考は、自身の夢についてのエッセイ。二次選考では、エッセイの内容を中心にスピーチをした後、審査員の教員の方々との質疑応答でした。

 

「私が目指すもの」について最近の気持ちを言語化した記事↓

www.ricahirao.work

 

教員の方々が忙しいことを考えると、エッセイはあまりじっくり読んでいないだろうと思いました。わかりやすくシンプルに伝えるため、スピーチの内容と構成を組み立てては推敲しました。

 

話すことを決めてからは、繰り返し音読し、空で話す練習をし、のどがカラカラでした。それでも、当日自信をもって堂々と自然体でいられるためにはもっと練習が必要でした。あと100回は通しで練習すべきでした。

 

面接当日のパフォーマンスの反省点

最初のスピーチ

面接当日、私は緊張していました。面接官の先生方は10人ほどいて、小さい部屋でした。

 

緊張して練習通りのスピードで話せなさそうだと冒頭で感じたので、具体例の部分を大幅にカットしました。それでも時間制限の3分を数秒すぎました。

声を十分に張りゆっくり話したので熱意は伝わったかと思いますが、もっと自然体でいられるほど練習していれば、もっと楽しんで話せたと思います。楽しそうに話す人は最強だと、先日のビジコンでも感じたばかりでした。

 

「悔しい」も始まりのきっかけだった行動であると同時に、私の「楽しい」もたくさん詰まったごみ収集事業です。協力隊での活動が楽しくて、ベナンでもっとやりたいと思ったのはとても大きかったです。どちらの気持ちも同じだけ伝わる話し方を追求する余地はまだまだ十分にあります。

 

質疑応答

審査員の方々からいただいた質問は、以下のものでした。

 

  1. ごみの収集の話がスピーチでメインだったが、処理やリサイクルに関しては行政が担ったり、アフリカではどうあるのがよいと思うか。
  2. 今はプライベートにNPOという法人格で活動しているが、行政との協働などについてはどうあるのがよいと考えているか。
  3. 博士後期課程に進むのか。
  4. 研究としては(ごみの)分別なのか、●●なのか、●●なのか、何に関してやるのか。
  5. (ごみは専門外だが)廃棄物分野の先行研究は山ほどある。あなたの研究の新規性は何か。

 

こうして見ると、質問への私の回答に対して他の先生方も質問を重ねてくれたことがわかります。また、公共サービスとしての廃棄物管理を担うアクターの属性についても複数の教員の方々が関心を持ったこともわかります。

 

質疑応答での反省点としては、質問4と5に対し、つまり自分の研究に関して明快に答えられなかったことが特に心に残っています。いずれの質問への回答もすべて、先日研究科のゼミでした発表や、研究のための書類の作成でこれまで組み立ててきたロジックの中にありました。

要領よく器用にさばけるタイプではないからこそ、日ごろからもっと思考を重ねて自分で自分を納得させるまで突き詰めておくことが大事だと痛感します。これに関してはさらに二点あります。

 

第一に、ビジネスにせよ研究にせよ、具体的なプランを持っていることが重要です

課題解決のための魅力的なアイディアは、数字で具体的に目標が描き出されるプランにまで落とし込まれたものなんだと、先日のビジコンで知りました。ビジコンのピッチにむけ準備をする中で、研究と似ていると感じていました。

どういうことか?解決したい課題を明快にデータで示し、自身の着眼点とその理由(他との差別化)、具体的に行うことを時間やお金を勘案して組み立てる。オプションで、自分の言葉で自分の想いを加えて、ストーリーを彩ることができたら説得力が増します。

 

想いは伝えた。修士課程で何をするのか、博士課程で何をするのか。ここを具体的にしっかり、説得力ある形で説明しきることができなかったのは、自分の中で整理できていないからだと思っています。冬の間は大学を不在にするし、あっという間に修士論文を書く時期が近づいてきそうです。

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もう冬

自分は何をすべきか?自分は何ができるのか?そして、自分は何がしたいのか?

頭と手を動かし、具体的なプランを立てるためにもっと時間を使おうと思います。

 

第二に、文章と口頭は別です

私は文章を書くのが好きです。書いたら読み返し、前後のつながりを考えます。キーボードを打ちながら、言葉を選んで文章を作り上げるのが好きです。

 

ところが、時間制限のある口頭面接では行ったり来たりなんてできません。今回の質疑応答では、特に質問1と2に関しては、質問を聞きながらどんな風に返答しようかウキウキするくらいには、話題のストックがありました。

 

ところが、これもきっと伝えきれませんでした。行政が担う社会インフラに代わる、民間による、特に個人によるインフラの、個人にとっての意義についてです。その場ではベストを尽くしているはずですが、後から思い返すと「もっとああすればよかった」と言うことが多いのは常ですかね。自分にとって大事な考えを自覚して持っておくこと、これにつきます。

 

また、働いていた時と比べると、ここ最近は特に人と話す時間がぐっと減りました。口頭での受け答えが日常の中でも少しおろそかになっています。それでもやっぱり誰かと話すと楽しく、新しいことを教えてもらえます。話を聞いてくれる人だったら、自分の考えを整理する機会にもなります。

自分と向き合い続ける文章の世界への偏りを少し意識して抑えようと思います。

 

まとめ

これから自分を改善していくための反省点がたくさん得られました。自分の立場や研究についてまた考えるきっかけとなりました。

 

大学院に入学してから、こうしてベナンの事業や同僚たちの話をする機会が増えてうれしいです。彼らと一緒に調査を作り上げられていることも、とてもうれしいです。