生きてればいいよ!

新卒で青年海外協力隊。帰国後もベナンで家庭ゴミ収集屋をしている、そんな若者の生きざま。

大学院修士1年の前期が終わった

修士一年目の前期が終わりました。

 

4月の入学以降、やりたい勉強、つくりたい書類、練りたい計画が毎日たくさんあって、それだけに没頭していました。と書くつもりでしたが、正しくはそれだけではありませんでした。人との関わりに心がざわついたり、奮い立たされたり、決意をあらたにしたりしていました。

 

今回も自分の記録用に、大学院修士一年目の前期を振り返って思うことをさらさら書きます。

 

自立する

大学院に入学して4か月が経ちましたが、学部の時以上に自由だと思いました。授業はあるものの出席するかしないかは自由で、課題をするかしないかも自由で、院生室に来てもいいし来なくてもいい。宿題をやってこなくて叱ってくれる人がいたのはいつまでだったっけ、とも思います。

 

やりたいならやればいいし、やりたくなくても当人の成績や成果が芳しくなくなるだけなので誰も何も文句はない。それでも授業や教員の方々が教えてくれるのは、学生は授業料を払っているお客さんな側面はあるんだろうなと感じます。(もちろん教員の方々ひとりひとりの性格や考え方にも大きくよる)

 

それぞれが自分の時間をどういう風に使うかは自由です。自由な環境だからこそ、自立することが大事です。自分のことは自分で責任を持つということ。自分で声をかけて人を頼ったり、助けてもらうことも自立することの一部です。入学前、大学院生の知り合いたちが「自分から動かないと誰も助けてくれないよ」と言っていたのを想起させます。

 

これは、自己責任の考え方というよりみんな自分のことに集中しているからのように見えます。自立して自主的に行動するマインドをはぐくむのに適した環境だと思います。自分で考え自分の意見を伝え、自主的に動く人材が仕事では重宝されますが、会社員として働いていたころの私はそれがちゃんとできていませんでした。今の環境から、過去の自分の反省点をしみじみ自覚しています。

 

本音で人と接する

最近本音で接してくれる人たちがいるので、私も本音でいていいんだと思うようになりました。大学卒業後いつからか、気を遣ったり相手との関係性への影響を考えたりしてそのままの本音でいることからしばらく離れていたように思います。

 

そのうえ、入学してからは課題をやったり勉強をしたりと基本的に机に向かっている他、ジョギングも休みもひとりなので最近はあまり人と話していませんでした。ベナンと知りたいことと自分に集中していて、一日の大半の時間黙々と自分の内側にエネルギーを注ぎ続けてきました。2020年の4月に日本に帰ってきてから入学までは仕事をしていたので、朝から晩まで全部自分の自由な時間で、本を読んだり勉強したり、ベナンのことを考え続けることができてそれが楽しくもあり幸せです。

 

そんな感じなのであまり人と話していなかったのですが、日常的に接するわずかな人たちは率直に考えを教えてくれ、だめなところはだめと言ってくれます。そういう人たちはそのままの姿を見せてくれているように感じ、そんな人たちには、とても褒められたものじゃない私の考え方を不安もなく伝えることができます。

 

ベナンの方向を向き続ける

4月に入学してからこの8月まで、何度も頭に浮かんだのは「いま私のすべてがベナンの方向を向いているなぁ」ということでした。「せっかく京都に来たのにお寺とか行かないの?もったいない」と先日も京都出身の友人から言われましたが、何はともあれ今は本を読んだり勉強したりベナンのことを考えているのが京都観光より楽しいんだから仕方がない。京都観光がしたくなる時はまた別途訪れるのでしょう。

 

教員の方々や先輩方、同期のみなさんと話す中で、ベナンで見ていた事柄に対して違う視点を得るきっかけや、考えを深めるきっかけをもらっています。ジュグーからベナン、ベナンから西アフリカ、といったようにスケールを変えて見るとこんな考え方にもなるのか、と感動します。

 

 

この例では援助の受け皿としてのNGOとは、ジュグーの目の前の出来事だけ見ていても私にはわからないことでした。ところがNGOのそういう役割は、よくあることのようでした。 協力隊員の頃の自分の活動は表面的だったし、本質をとらえていなかったと思います。

 

7月に、静岡県の高校でベナンでの協力隊時代の活動やごみ収集事業について話をする機会をもらいました。ベナンの食事やお祭りの話も交えつつ、ごみから一歩離れてより広くベナンでの滞在を振り返るよい機会でした。ベナンの話だけでなく私自身の大学での話や大学卒業後の経歴について話したのもあり、出席してくれた高校2年生の生徒たちからの感想からは、どこの大学を受験するか悩んでいることが何よりもまず伝わってきました。

 

協力隊でベナンに派遣されてから4年。ベナンでなくてもアフリカなら他の国でもよかった。今ではベナンの同僚たちに喜びをわけてもらったり、ベナンの話を外部でさせてもらったり、そして大学院で学ぶ機会までいただいた。私と話して「ベナンに行きたくなった」と言ってくれたり、当たり前のようにベナンでの調査や活動の金銭的サポートをしてくれたりすることがすごくうれしい。

 

ベナンに生かされている、と思います。

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6月に小さな苗でもらったひまわりが私より大きくなった。咲いた。

 

まとめ

そんなこんなで修士の一年目の前期が終わりました。ベナン渡航が叶うときにより充実した滞在となるよう、後期も日本でたくさん勉強します。これまで触れてこなかった分野の勉強をしていると、これまでの見方とは違う見方でベナンのことを知れるようになるのが楽しみです。

 

楽しい楽しいばかり言っている記事でしたが、睡眠不足で頭痛がしたり髪が抜けやすくなったり筋トレがなかなかできていなかったりと楽しいだけではないです。