生きてればいいよ!

新卒で青年海外協力隊。帰国後もベナンで家庭ゴミ収集屋をしている、そんな若者の生きざま。

2020年秋 ベナンでの活動にまつわる近況報告

ベナンでの状況に、立て続けにうれしい変化が生じてきています。

 

2020年秋の活動の進捗について、こちらの記事でまとめて報告しようと思います。

 

2020年9月 事務所の引っ越し完了

これまで事務所として使っていたジュグー第3区役所は、新市長ゴミナ・マリックの就任を機に使えなくなってしまいました。そのため9月に事務所のお引越しをしました。

 

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共同副代表のダウダ、ごみ収集員の2人と新事務所

 

私たちが借りた当初新事務所は、中は空っぽで壁の色もくすんでいました。事務所外壁のペイントや周辺の草刈り、発注した机やいすが完成し、現地で活動するメンバーからは嬉しそうなメッセージが届きました。

 

金銭面での余裕はあまりありませんが、きちんと拠点を設けることで、住民や行政とのコミュニケーションがよりスムーズになればと思います。

 

2020年10月 学校でのごみ収集開始

これまで家庭を主な対象として営業を行い契約数を増やしてきましたが、école maternelle centre(ジュグー中央幼稚園)から講習会の機会を頂き、それをきっかけにごみの定期収集を行うこととなりました。

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ジュグー中央幼稚園で

現在ジュグー市中心部でごみ収集事業を行っているのは、私たち含めて4団体です。家庭ごみ収集に関しては団体ごとの地区わけを2020年3月に行いましたが、新たに学校でも展開するとなると、さらなる取り決めが必要になってきそうです。

 

子どもたちが学び、育つ場所のひとつである学校。収集契約の取り付けは学校長の意思に任せっぱなしではなく、教育委員会や市役所の担当課も巻き込みながら、収集代金を予算に組み込んでもらえるように継続的に働きかけていきます

 

2020年11月 市役所による地区対抗清掃コンクール 第一回表彰式

こちらはまたもやうれしいニュースです。

 

協力隊員としてジュグーで活動していた際、私は市役所のボランティアとして学校対抗清掃コンクールなるものを2回企画しました。 実はこのたび、市役所がそのアイディアを応用して地区対抗清掃コンクールを実施したのです。

 

学校対抗清掃コンクールについてはこちらの記事を参照ください↓

www.ricahirao.work

 

市役所による今回の企画の背景としては、ゴミナ・マリック新市長の意向が強いと推測できます。

2020年6月に市長に就任した彼は、環境コミュニケーション学の博士号保持者(どんな学問なのかは詳しくありませんが...)。ジュグー市中心部の衛生環境の現状には問題意識を持っており、ポケットマネーでごみ収集車の寄贈なども行っておりました。

 

協力隊員時代に、現在の活動パートナーであるダウダとも清掃コンクールを実施したため、企画運営のノウハウを共有してほしいと市役所からダウダに相談ももちかけられました。非常に光栄なことです。

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Gahという地区の清掃作業には、私たちの収集車も加勢しました

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地区対抗清掃コンクールの第一回表彰式の様子

ひとまず6か月間にわたって各地区の清掃の様子をフォローアップしていくようですが、第一回表彰式では清潔と評価されたいくつかの地区に30万FCFA相当(約6万円)の清掃用具が授与されたそうです。

 

さらにジュグー市役所のこの取り組みはFacebook上で称賛され、現在はベナン中央政府からジュグーを持続可能な都市づくりに対して意欲的な都市のひとつとして取り上げたいとの話もあるそうです

 

評価やモニタリングなど、私としてもぜひ学びたいところ。この風向きをとてもうれしく思います。

 

おまけ:寄付に見せかけた詐欺?

私たちの団体はFacebookページ上で主に活動紹介をしています。実は、それらの投稿を通して「寄付をしたい」とコメントをくれた方でどうも怪しい人がいました。

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Tout Autour de NousのFBページ

その方は有名なセネガル人サッカー選手Krépin Diattaさんの名前を騙って「お金はたくさんあるからぜひ金銭的援助をしたい」とコメントやメッセージが来ました
 

寄付をしたいとの意思は嬉しかったし、メッセンジャーを通してやり取りをしていたのですが、送金のための手数料はこちらもちにしてほしいと言われました。自身のお金の管理する担当者の連絡先をもらい、その方とも送金に関してやりとりをしましたが話があまりかみ合わず…

 

FBページで「Krépin Diattaさん本人ではないだろう」と思ったことからも怪しく、その時点ですっと離れましたが、あれは結局なんだったのか、結局謎のままです。

 

まとめ

2020年9月以降の、活動にまつわる主な出来事をご報告しました。

 

私自身はメンバーらと活動の方向性を話し合ったり、会計報告のリマインドをしたり、Facebookの広報を行ったり、日本からリモートで関わっています。現場で動き続けているのは、完全にベナンの仲間たちです

登記からもうすぐ1年が経とうとしていますが、簡単ではないこの道のりを投げ出さずに歩こうと決めた相方の、その決断と行動を私は心から尊く思っています。

 

引き続き、私たちの取り組みを見守っていただければと思います。