生きてればいいよ!

新卒で青年海外協力隊に参加。帰国後3ヶ月でまたベナンに戻って活動を続けている、そんな若者の生きざま。

「私は恵まれてる」は傲慢?お菓子を売るベナン人少年に同行して感じたこと。

 

海外、特に発展途上国に行くとよく見かけるのが、道端の物売りや屋台。

 

正規雇用がないので、自らお金を稼ぐ方法を探した結果です。ベナンでも、道端で物を売る人たちは多くいます。先日は、あるベナン人の少年がどんな風にお菓子を売っているのか興味があったので、ついていってみました。

 

その日は結局炎天下で4時間歩いたのですが、その出来事から感じたことを少しだけシェアします。

 

お菓子を頭に載せて売り歩く少年

先日私が同行したのは、17歳のキリスト教徒の少年。私が仲良くしているお店にもよく立ち寄るため、顔見知りになりました。

 

話を聞いてみたら、月曜日から金曜日は基本的に鉄製の扉や窓を作る仕事の研修、土日には母のお店を手伝ってお菓子の売り歩きをしているとのことです。小学校は卒業していますが、中学校には通わなかったとか。

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お菓子売りの少年

 

「大変な仕事だな…」と思ったのが、正直なところ

お菓子売りの少年に同行して、「彼の仕事は大変だな」と思った自分がいたのが正直なところ

 

というのも、私が彼に合流したのが午後14時ごろ。彼がお母さんのお店に戻ったのが18時頃でした。実に4時間、お菓子を頭に載せて炎天下で歩き回っていたのです。私が彼に鉢合わせるまで彼は一人で売り歩いていたそうなので、彼の場合は何時間歩き回っていたのでしょうね。

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炎天下で歩き回る

 

なぜ歩き回っていたかというと、お菓子を買ってくれるお得意さんのもとを回るため。彼はバイクを持っていないし、バイクタクシーに乗るのもいちいちお金がかかるため、歩いています。 アフリカの強い日差しを浴びながら長時間歩くのは、かなり体力を消耗します。が、彼は「もう慣れちゃった」と言っていましたね。

 

それにしても、月~金はべつの仕事をして土日にはお菓子売り歩きとは。週休0日。お菓子売りはお母さんのお店の手伝いでやっているので、まさに生活のため。収入いくら?とは聞けませんでした。

 

「私は恵まれている」って思うのは嫌だった、でも思った

「日本は恵まれている」や、「私は恵まれている」という風に考えるのは、なんだか傲慢なようで好きではないのですが…

 

彼に同行して、本音を言うと「私って恵まれているなあ」と思いました。

 

日本では、特に東京では雇用は選ばなければ簡単に見つかるし、力作業の仕事はありますが炎天下で何時間も歩き回るというのはなかなか稀でしょう。(もちろん、それぞれの仕事にそれぞれの大変さはありますが)

 

そして何よりも今、彼のことをこうして冷房の効いた市役所の部屋で記事にしています。人間はみな平等なはずですが、現実において本当に平等なのでしょうか。少なくとも、機会の有無は生まれた環境に大きく左右されます。