生きてればいいよ!

新卒で青年海外協力隊に参加。帰国後3ヶ月でまたベナンに戻って活動を続けている、そんな若者の生きざま。

私たちのNGOで、初めての総会を開催!次は県庁への書類提出。

2度目のベナン暮らしもかれこれ1か月半になります。

 

ベナンに戻ってきて以来ずっとNGOの立ち上げ準備を行っているのですが、ようやく県庁への書類提出の前段階ともいえる総会開催までこぎつけました。

 

今回は、11月23日に開催したNGO設立のための総会と今後のことについて書きます。

 

総会での内容

私たちのNGOの初めての総会は、2019年11月23日に行いました。各メンバーの紹介、NGO立ち上げに至った経緯、NGOの名前を決めるに至った経緯、内部規約の修正案審議というプログラムでの会議でした。

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招待状と当日プログラム

私たちが現在登記しようとしているNGOの名前はフランス語でTout Autout de Nous(英訳:Everything around Us)。略称はT.A.N(タン)です。今のところ登録に向けての役員メンバーしかおらず、代表、副代表、事務局長、会計の4人のみ。関心を持ってくれている方々がちらほらいるので、どういう肩書で彼らに加わってもらうか考えているところです。

 

 事務局長が加わったときの話

www.ricahirao.work

 

会計が加わったときの話 

www.ricahirao.work

 

NGO立ち上げに至った経緯

会議での議題のひとつ、「NGO立ち上げに至った経緯」は私が担当したのですが、簡潔に言うと以下のような話をしました。

 

私が市役所でボランティアとして働いていたころ、何人かの公衆衛生専門家(sanitary technician)と一緒に活動していました。当時は私が市役所のボランティアで、彼らが市役所のインターン生という形で活動していたのですが、彼らが個人として活動を続けていくことは簡単ではないと知りました。主には、金銭的な難しさです。

 

他方、ジュグーの町には課題もあります。家庭ゴミ収集率の低さ、地域にあるゴミ山、ビニル袋により詰まる排水溝など。ジュグーの町は、これらの課題を解決する専門家の存在を必要としています。

 

自分たちの知識や経験を活かして活動したい公衆衛生専門家がいて、彼らが解決できる問題がジュグーにはあると私は思いました。これが、NGO立ち上げに至った経緯です。

 

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ゴミが目立つ道

 

団体名Tout Autour de Nousに込めた思い

団体の名前Tout Autour de Nous(Everything around Us)は代表を務めるダウダによる案です。

 

「私たちの周りに実はすべてがあって、それらを知ることで生活はより豊かになる」といった思いを込めています。ここで言うすべて、とは健康、発展、幸せ、豊かさなど。

  • ごみをリサイクルすれば、価値あるものに生まれ変わる。
  • 正しい衛生行動を選べば、健康を維持できる。
  • 恥や恐れを捨てチャンスをつかめば、天職に出会える。

などが例として挙げられますが、「ないものねだりをするのではなくあるモノの価値を知れ」というメッセージのように私には聞こえます。改めて自分の周りを見てみれば、身近なところに宝物はあるんだよ、と。

 

私たちの活動では主に家庭ゴミ収集事業を通して健康教育やごみの管理状況の改善に取り組んでいく予定ですが、環境への取り組みにとどまらずより大きな視点で問題をとらえようとするその姿勢が、私は好きです。

 

小規模な総会に対して頂いたお言葉

総会への参加者はもともと12人を予定していましたが、都合がつかない人や遅刻者が複数人いて、結局私たち含めて8人でした。

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予定開始時刻になっても一人しか来なかった

「呼んだ人が誰も来なかったとしてもこれ以上の延期は無し、総会は今日絶対に行う!」と決めていたので、4人も人が来てくれたことは私たちにとってはありがたかったのですが、

 

「NGOの総会と聞いて来たのにこんなに人が少ないとは思わなかったよ…」

 

と言われました。特に、来てくれた4人のうちの一人が副市長だったということもあって、「政治的にパワーのある人が『どんなNGOかな?』と思って来た結果、こんなしょぼいんじゃがっかりしたと思うよ」とも言われました。

 

見栄を張るのは時に大切かもしれませんが、今日撒いた種は明日は実をつけません。私たちはなんならまだ種すら撒いていません。(笑)

 

まだ登記すらしていない、役員以外のメンバーもいないNGOの初めての総会に4人も来てくれて、私たちはハッピーでした。総会出席者の人数なんかではなく、フィールドで活動を始めて、結果とともに信頼も勝ち得ていきます。

 

NGO登記のための次のステップ

さて、第一回総会がようやく開催できました。NGO登記の次のステップとしては、もろもろの書類を県庁に提出することです。

  • 定款、内部規約
  • 設立についての総会の議事録
  • 設立についての総会の出席者名簿
  • 50,000fCFA(約1万円)の証紙
  • 役員の3ヶ月分の犯罪経歴証明書

 

日本のNPO登記には2年分の具体的な事業計画と活動予算を提出する必要があるようですが、ベナンのNGO登記には必要ではありません。事業計画や収支計画の提出が必要でないのは、だいたい計画通りに行かないという諦めからなのでしょうか。NGOや協会がベナンで寄付を集めることの難しさを理解しているような申請書類です。

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ストリートチルドレンの支援団体も、資金調達に苦労している


私たちの団体TANの書類はもうほぼすべてそろっていますが、総会で頂いた指摘をもとに定款と内部規約を修正し、県庁へ提出に行こうと考えています。ちなみに県庁で書類が通れば、次は内務省の審査です。

 

書類がすべて完成し、県庁への提出を済ませたらまたご報告します。次の報告をお待ちください!