生きてればいいよ!

新卒で青年海外協力隊に参加。帰国後3ヶ月でまたベナンに戻って活動を続けている、そんな若者の生きざま。

「ベナン人」が嫌いですか?ねえ、ネガティブな発言ばっかりしてない?

 

1週間ほど、フランス人のおじいさんと一緒に暮らしていました。

 

彼を訪ねてベナン人が家に来るたびに、おじいさんは私にそのベナン人のプロフィールなどを話してくれるのですが、どうもネガティブな印象ばかり持ちました。と同時に、私自身も最近ネガティブな発言ばかりしていたかも、と反省。

 

おじいさんとの1週間で聞いたことや感じたことを振り返ってみようと思います。

 

そもそもおじいさんはどういう人か

おじいさんには、ベナン人の奥さんがいます。そして私は現在、おじいさんの奥さんが所有する家に滞在しているのです。

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私とおじいさんと、知り合いの人

私は1年ほど前におじいさんと出会いました。その時に連絡先を交換して以来、時々メッセージでやり取りをしていました。協力隊の任期を終えたあとベナンにまた戻ることを伝えると、「ぜひうちに滞在すればよい」と提案して頂いたので、お言葉に甘えています。

 

おじいさんは1年に1度か2度、ベナンに来ます。そのたびにおじいさんに挨拶に来るベナンの人々がいるようです。ベナン滞在中、おじいさんは私の家(というか、彼の奥さんの家)に滞在していたので、私も必然的に彼のお知り合いの方々に会いました。

 

彼に挨拶に来るベナン人が帰るたびに、おじいさんはその人との出会いやその人の境遇などを私に語ってくれました。

 

ベナン人が嫌いですか?と思わずにはいられないネガティブな話しぶり

この1週間で10人近くがおじいさんを訪ねて家に来ましたが、おじいさんが良い印象を抱いているのはそのうち1人だけだったように思います。その1人の女性のことは、「ダイナミックで社会問題の解決に情熱もあり、素晴らしい女性だ」と絶賛していました。

 

他の人たちに関しては、

  • 彼女たちにとって私は歩く銀行
  • 彼女たちは、フランスからのお土産をもらったらさっさと帰る

などと言っていました。

 

おじいさんがベナンの人に対して抱いている気持についてはこちらにも書いています。

www.ricahirao.work

 

おじいさんを訪ねてきた人のうち、大体の人が約束の時間に遅れてきていたのですが、それに関しては「ベナン人は遅刻ばっかり」。ベナン人の奥さんと一緒にベナンに来ない理由は、「妻の家族と深くかかわるのは避けたいから」。家族にお土産を持ってこないのは、「一人に渡すとみんなにあげないといけなくなるから」。こんな風に話していました。

 

活動の上でも、ベナン人に信頼を置きすぎないこと、との忠告をもらいました。

 

その時々で私は「ふむふむ」と聞いていただけなのですが、おじいさんが今朝首都に向かうバスに乗って行っていき、おじいさんがいたこの1週間のことを振り返ると「ベナン人に関するネガティブな話をたくさん聞いたなぁ」といった印象でした

 

そんなおじいさんの話を聞いて思うこと

私は優しいベナン人を知っているし、逆にその優しさに私が苦しんだこともありました。そのため、「ベナン人とあまり深くかかわるな」と言う心理はある程度分かります。おじいさんもきっと、奥さんの家族と親しくしていた時期があり、何かの問題を抱えたことがあったのだろうと思います。

 

私はベナンと関わり始めて2年と数ヶ月だけですが、おじいさんは30年前からベナンとフランスの往復生活をしています。旅行で来ると「楽しかった!」で済む経験も、長いこと関わっていたら、嫌なところや自分の考えと合わないところもたくさん見えてきます。

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生まれ育った環境が違うからこそ、人間関係で苦労することも

たとえば旅行なら、「約束の時間に人が遅れてきた!これがアフリカンタイムか~」と言ってられますが、住んでいて会う人会う人毎回遅刻だと「時間の感覚がゆっくりでいいね」とは思いません(少なくとも私は)。こっちの時間を盗まないでくれ、約束の時間を尊重してくれ、と思うようになるのは自然なことです。

 

とはいえ、です。

 

おじいさんがベナン人に対して諦めというか、ネガティブなイメージをもっているのを見て、「ベナン人の奥さんがいながら、ベナン人が嫌いなのかな」と思ってしまいました。ベナン人に関してはネガティブなことばかり言っていたので、「魅力的な人だなあ」とはあまり思いませんでした(勝手なことを言ってすみません)。

 

ところがこのタイミングでそんなおじいさんに会ったことは、私にも意味のあることでした。最近、ツイッターで愚痴っぽい投稿ばかりしていることを薄々自覚していたからです。ネガティブな発言はあまりしたくないと思いつつ、ここ最近で感情がネガティブな方に大きく動かされることが多く、ついついツイートしてしまっていました。

 

私は、ネガティブな話ばかりする人を基本的には避けます。悪口ばかり言っていても、非生産的。何も変わりません。それが、おじいさんの言葉たちを聞いて、最近ネガティブな発信に偏っていた私を改めて自覚しました。

 

ツイートを見て、「この人ベナンにいるけどベナン嫌いなのかな?」と思われたくないなあ。私は、ベナンでの生活を嫌ってはいません。

 

まとめ

人の振り見て我が振り直せ、と言いますね。

 

「ベナン人が嫌いですか?」とつい思ってしまうような発言が多かった、フランス人のおじいさん。今回のおじいさんとの1週間の同居は、私のマインドを修正するためにきっと神様がしてくれた贈り物だったのです。