生きてればいいよ!

新卒で青年海外協力隊に参加。帰国後3ヶ月でまたベナンに戻って活動を続けている、そんな若者の生きざま。

「この人、気づいたら世界変えてそう」な人を尊敬してやまない

 

先日、こんなツイートをしました。

 

今回は、この「世界地図を配る」という行動をとった人について思うことを書いてみようと思います。簡単にまとめると、「この人、気づいたら世界変えてそう」と思ったという話

 

もくじ

 

「シノワ!」に対する私の反応

ツイートでも触れましたが、いかにも馬鹿にしたように「ヒーホー!」などと言われたとき、最近の私は冗談で返すかスルーします。「ヒーホー!」は、分かる人にはわかると思いますが、中国語のニーハオをヒーホーだと思っている人たちがこう声をかけてくるのです。

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ヒーホー!(写真はイメージです)

「冗談で返す」と述べました。「ヒーホー!」と言われたら、こちらも中国語で「ニーハオ」と返す。「シノワ!(中国人!)」と言われたとき、「ベニノワ!(ベナン人)」などです。「ヒーホー!」と言われて、心に余裕があるときはちょっと笑うために軽く返す、という程度ですね。

 

そして、心に余裕がなかったり、暑いから立ち止まりたくなかったりしたら「ヒーホー!」や「チンチョン!(中国語がこう聞こえるらしい)」にはスルーします。チラ見すらしません。

 

私は中国人に間違えられることが不快なのではなく、他人の言語や文化をちょっと馬鹿にした態度で無礼に声をかけてくるのが不快なのです。そのため私自身は「日本人だよ!」と修正することにはあまりパッションがありません。

 

世界地図を配る本人の言い分

さて、先のツイートに戻ります。ツイートで紹介したある隊員とは、私と同じくベナンにJICA海外協力隊として派遣されていた日本人です。

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彼が住んでいた町
彼は「ヒーホー!」や「チンチョン!」には(私からしたら)とても丁寧に立ち向かっていました。
  • 地域巡回で世界地図を配布しながら日本の簡単な説明をする。
  • 馬鹿にするような態度をとった子供の親に自分が不快だったことを伝え、叱ってもらう。
  • 馬鹿にした絡み方をしてくる子供に怖がられるほど徹底的に追い掛け回す。
など。ここまで自分の気持ちに正直に、人と向かい合っている隊員は彼以外に知りません。本当に素敵な人だと思います。
 

私はそんな彼をべた褒めするのですが、彼は「我慢できる方がよっぽど大人だと思うけど、僕は我慢できなかった」と言っていました。本当は、私のように冗談で返すとか、まともに挨拶をするとかしたかったけど、嫌なものは嫌だったとか。

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何事も、悩みの種は人間関係ですね

私も馬鹿にされたように声をかけられると不快だけど、冗談で適当に返したり、スルーしたりという有様。彼のようにまっすぐ人と向き合うことを選びませんでした

 

不快な行為をした相手にそれが不快だと伝えることって、私はとても優しいことだと思います。時間と体力を割いて、相手の行動が誰かにとって不快だと伝えるわけですから。そう考えると彼は誰よりも、目の前の人に誠実に向き合っているのです。

 

 

誠実に人に向き合いきれなかった体験談は他にも…

www.ricahirao.work

 

我慢しなくていいように、環境を変える

さきほどから私は彼の対応を褒めまくっていますが、「目の前の人に誠実に向き合う」だけでなく「この人、気づいたら世界変えそう」とも思いました。

 

だって、かたや我慢したり相手を尊重せずシカトしたりする人がいる一方で、彼は自分が不快だから、「自分の環境から不快な要因を取り除きたい」と思って奮闘しているのです。彼が「ヒーホー!」や「チンチョン!」にこのように対応していると知ったとき、私は圧倒されました。こういう人こそが、世界を変えるんだろうと思いました。

 

現在の日本の都会での生活は、とても便利です

  • 家を出れば数分でコンビニがあり、生活に必要な最低限のものが揃います。
  • コンビニにはトイレもあるので、外でトイレに行きたくなっても心配いりません。
  • スマートフォンでは親指ひとつで世界のニュースが見られるし、世界のどこかにいる友達を連絡を取ることもできます。
  • 移動にはバスや電車など公共交通機関が発達しています。

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東京都心のとある場所の風景

ここまで生活が便利になったのって、かつて「不便だ!」と思った人たちが新しくて便利なサービスや仕組みを考え、導入したからです。「不便だ!」と思いながらも慣れたり我慢していた人たちは、世の中の変化を作り出すその一歩に貢献したでしょうか?

 

これまでの都市での変化は、「我慢しなくていいように、環境を変えよう」と思った人たちの努力によるものだと思います。まさしく協力隊員の彼が「『ヒーホー!』に我慢しなくていいように、みんなに態度を改めてもらおう」と考えたように

 

世界を変える、とは漠然とした言い方ですが、彼は確実に世界を変える人の素質を持っていると確信しています。そして、変えようとして変えるのではなく、「これが不快だ!」という感覚と行動の先で、気が付けば周囲を変えてしまうような人だと思います。

 

まとめ

私は、外を変えようとするのではなくて、自分が適応しようと思ってしまうことが多いです。

 

「ヒーホー!」に対して世界地図を配り始めた尊敬する彼に倣い、もっと自分の気持ちに正直に、もっと他人に誠実に向き合いながら、生きていきたいのですが、すぐには真似はできなさそう。自分なりのペースで、人に向き合い始めようと思います。