生きてればいいよ!

新卒で青年海外協力隊に参加。帰国後3ヶ月でまたベナンに戻って活動を続けている、そんな若者の生きざま。

日本から支えてくれる友人がいる有難さ

 

西アフリカ、ベナンでNGOの立ち上げ準備中。

 

今後の事業のもっとも重要な初期投資であるゴミ収集車選びも、相方と相談しながらではありますが、私が最終的な決定権を持っています。

 

私一人では常に冷静に考えることができず、日本にいる友人に相談することがあります。今回は、最近あった日本の友人とのやり取りからの気付きについて書きます。

 

日本にいる友人からの冷静な支え

現在はNGO立ち上げの準備をしていますが、スムーズに家庭ゴミ収集事業を始めるためにゴミ収集車を年内に買いたいと思っています。買う車体の候補はいくつかあり、そのうち特に二つで悩んでいました。

 

www.ricahirao.work

 

約50万円する軽トラのような三輪車か、約23万円する三輪車です。

 

f:id:RicaH:20191014160428j:plain
f:id:RicaH:20191014160232j:plain
約50万円の軽トラ(左)と、約23万円の三輪車(右)

 

私はそもそも現地で車体を購入しようとしていたのではなく、フランスかベルギーで、先進国が使っているようなタイプのごみ収集車を調達しようと思っていました。というのも、「お金をかけなくても調達できる、現地にあるもので何とかすればいいじゃないか」という考えが嫌いだったからです。

 

その考え方で私たち先進国は途上国からの提案にこれまでケチをつけ、十分な金額の援助をしてこなかったこと、そして救えた多くの命を見殺しにしてきたことを、ジェフェリーサックス著貧困の終焉-2025年までに世界を変える-という本で知り、衝撃を受けたのでした。

 

途上国開発に興味がある人には必読の一冊 

 

その思いもあって、倍の値段がするけど積載と牽引、作業効率(特に、積んだゴミを自動でおろせる)がより良いと思われる軽トラを買おうかと思っていました。そんなとき、三輪車を買っても必ずしも「現地にあるもので何とかすれば?」ではない、と友人が指摘してくれました

 

三輪車も軽トラも、いつかは壊れる消耗品です。壊れて買い替えが必要となったときに、この先もずっと軽トラ級のものを手に入れられるとは限りません。軽トラの積載量で回せていた事業を、突然三輪車でやれと言われても無理が生じてくるでしょう。事業の目的が安定して継続的に活動資金を得ることならば、今後のことを考えると三輪車を選ぶのも合理的な選択だ、とのことでした。

 

「安物をおしつけたくない!」とパッションモードに入っていた私を、冷静な思考に戻してくれたのでした。

 

日本にいた頃から車の購入に関して支えてくれる友人

この友人は特にゴミ収集車選びに関して、日本にいるときから力になってくれる人のうちの一人です。

 

whatsappでベナン人の相方とやり取りをしていたとき、購入候補の車体の写真から積載量や牽引力などの性能などを予想しなければなりませんでした。車体の写真からネットで情報を調べ上げてくれ、一覧にしてまとめてくれました…!

 

f:id:RicaH:20191019174407p:plain

三輪車の情報まとめ

ベナンに来て現物を自分の目で見てから決めるとは思っていましたが、日本にいた時からこうして情報を数字で確認することができ、とても助かりました。そのおかげでいくつかの選択肢がなくなりました。

 

現地で相方がいるとはいえ、人には強い分野と弱い分野があります。私の相方は車には詳しくないので、車に強い友人からの助言からには助かることがしばしばあります

 

その決断、パッション以外で誰かを説得できるか?

また、今回の相談を通して気が付いたことがありました。私は基本的にこれまで「楽しいから」「やってみたいから」という理由で決断をすることが多かったな、と思います。

 

やりたい!と思ったら動けるフットワークの軽さは強みでもありますが、誰かを巻き込んで決断をする場合、周りの人々も納得する理由を伴っていなければならないことに気づきました。それはそうですよね、ゴミ収集車の購入費はクラウドファンディングで集めており、40名以上の方々からご支援を頂いています。日本の友人含め、ご支援を頂いた方々が納得できる選択をしなければなりません

 

www.ricahirao.work

 

パッションだけで進めていく場合の怖さはここにあります。

 

パッションは時として、冷静さを失わせます。常に合理的に考え、周りを納得させる決断をしたいと思うのでした。