生きてればいいよ!

新卒で青年海外協力隊に参加。帰国後3ヶ月でまたベナンに戻って活動を続けている、そんな若者の生きざま。

ベナンのイスラム教徒の結婚式に呼んでもらった!当日の様子をご紹介。

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新郎宅に向かう新婦(白いヴェールの女性)

 

結婚式は、宗教やその国のやり方により様々です。

 

日本で結婚式というとホテルや結婚式場で挙げるイメージがありますね。私が住んでいる西アフリカのベナンでは、一昔前の日本の結婚のように、新婦がみんなに囲まれて新郎の家へ…というくだりがあるとか。

 

ベナンのイスラム教徒である友人が私を結婚式に招いてくれたので、今回の記事では当日の様子をお伝えします。

 

もくじ

 

活動パートナーの結婚式に呼んでもらった

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私と、活動パートナー

今回の結婚式は、私の活動パートナーであるダウダのものでした。


ダウダが結婚するというのを聞いたのも、9月下旬(結婚式当日は10月9日)。活動に関するやりとりをしていたら突然、「仕事の話ではないんだけど隠してはいけないことがあって…」と切り出すので何かと思えば、「来月結婚するんだ」とのこと。

 

イスラム教徒で、25歳の彼。宗教指導者であるイマームから紹介された女性と結婚しました。知り合ってまだ日も浅いらしく、結婚することに対する幸せオーラは特にありませんでした。恋愛結婚じゃないんだもんね、そりゃそうか。

 

男性が25歳で結婚するのはベナンでも早いかな、という印象です。家計が基本的にすべて男性もちであることから、ある程度お金がないと結婚は難しいとベナン人男性が嘆いていたことがあります。 話を聞く限りダウダも決してお金が余っているわけではなさそうですが、このタイミングで結婚した意図などはおいおい聞きたいなと思っています。

  

結婚式の日の一日の流れ

午前9時~ モスクでの礼拝、結婚式

ベナンでの結婚式には宗教結婚民事結婚の2種類あります。 

 

宗教結婚は、キリスト教徒なら教会で神父に2人の愛を誓うもの。イスラム教徒ならモスクでイマームのもとで結婚の礼拝をおこなうものです。また、民事結婚は宗教に関わらず市長の前で結婚を宣言するものです。

 

ダウダの結婚式は、モスクで行われる宗教結婚でした。新郎新婦の近しい人たちが招かれ、モスクで礼拝が行われたようです。

 

午前10時~午後16時半 招待客を新郎がもてなす

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新郎が来るのを待つ我々

 

実はモスクでの結婚式が行われている間私は別の用事があったので、同席できませんでした… ということで、10時から新郎のダウダに合流。彼の家に友人らと行き、夕方の次のプログラムまでだらだらと過ごしていました。

 

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ごはんをいただきました

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ごはんにソース、肉、揚げ豆腐がのっています。豪華!

お昼時にはごはんをご馳走してもらいました。ダウダの友人らやダウダとごはんをわいわい食べて、楽しかったです。とてもリラックスした時間を過ごせました。

 

ベナンの一般家庭では普段の食事に肉が出てくることはあまりありません。肉は、宗教関係のお祭りの日(例えばクリスマスやイスラム教の犠牲祭など)か、こうした結婚式の日か、子供の命名式の日など特別な日の豪華なメニューです。 私含め5人前のごはんとはいえ、こんなにも肉がごはんにのっているのはそれはもうおめでたいことなのです!

 

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新郎の招待客や家の人たちもたくさんいました

私たちの他に新郎を囲んでいた人たちも、夕方に新婦が新郎のもとへ来るまではまったりと過ごしていました。 

 

午後17時~午後18時 新郎の両親の家に新婦が到着

夕方16時のお祈りが終わると、新郎の招待客(主に男性)らが新婦の家まで新婦を迎えに行きました。もちろん私も。

 

新婦宅では新婦の親戚の人たち総出で招待客をもてなすごはんを朝から作ってくれていたそうです。新郎宅では男性陣がごろごろしていただけなのに!男女の役割分担ですね。

 

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新婦を迎えに行く我々

新婦宅に着いてから、20~30分ほど家の外で待機。新婦チームには私が呼ばれていることは伝わっていなかったらしく、「え?中国人いるじゃん」とそわそわしていました。

 

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新婦が家から出てくるのを待つ

新婦の身内であると思われるおばさんが新婦のふりをして出てきたりとふざけているうちに、本物の新婦のお出ましです~!白いヴェールをすっぽりかぶり、顔を隠していました。 

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白いヴェールで顔を隠す新婦(写真中央左寄り)

新婦には新婦の身内や友人らが付き添い、取り巻きの人たち含め用意してあった車に乗って新郎宅へと向かいました。

 

新婦が乗った車が出発するのを見届けて、新郎チームの我々はその車のあとに続いて新郎宅へと向かいます。走行中、ずーっとクラクションを鳴らし続けていてうるさいのなんの(笑)。今までお祭りごとでクラクションを鳴らしながら進む一行を見たことがありましたが、自分が当事者になったことはなかったので新鮮な体験でした。

 

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新婦が乗り込んだ車の後に続く我々

 まずは2人の新居ではなく新郎の実家に新婦が到着。家の人たちに挨拶をするためだったようです。新婦だけではなく、新婦の近しい人たちもぞろぞろと到着したので、人でごった返していました。

 

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新郎の実家に新婦が到着

 

午後18時半 二人の新居に新婦が到着

新郎の実家での挨拶を済ませた新婦は、取り巻きの人たちと2人の新居へと向かいました。結婚式当日のこの日は、新郎と新婦が一緒にいるところはお目にかかれないようです。

  

ベナンのイスラム教徒の友人の結婚式に参加してみて

予算によって結婚の祝い方は様々

実はベナンでイスラム教徒の結婚式に招待されるのは2回目で、今回のダウダの結婚式の規模は前回私が参加したものよりかなり小さかったです。前回参加したものは、結婚式のあとに施設を貸し切って、またアーティストを招いての披露宴が大々的に行われていました。披露宴の後、小学校の校庭に集合してダンスパーティーもありました

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前回参加したもの(披露宴)

 

予算や好みによって、「ベナンのイスラム教徒の結婚のスタイル」は一概にまとめて言えないようです。日本での結婚と同様ですね。

 

あまり嬉しそうに見えなかった

これは私がそう感じただけで実際に新郎新婦がどう考えているかは分かりませんが、新郎であるダウダを一日中見ていてもあまり嬉しそうな感じはしませんでした。もしかしたら、単に緊張していただけかもしれませんが。

 

私がそんな彼を見て思い当たったのは、これが恋愛結婚ではなく見合い結婚だということ。自分が恋愛をして選んだ相手ではないから、2人の結婚生活もそこまで楽しみではないのかも?

 

いやいや、結婚生活にウキウキを期待することのほうが愚かなのでしょうか(笑)。

  

まとめ

今回は、活動パートナーであるダウダの結婚式の様子をまとめました。

 

彼は謙虚で真面目でよい人なので、家庭にもきっとちゃんと責任を持つでしょう。奥さんとうまくいくといいな、と思います。そして、ダンスパーティーなどは伴わないシンプルな、でも温かい良い一日だったなと改めて思います。ダウダ含め、気心の知れた友人たちと過ごせて、私はほっこりしました。