生きてればいいよ!

新卒で青年海外協力隊に参加。帰国後3ヶ月でまたベナンに戻って活動を続けている、そんな若者の生きざま。

ベナンに戻って何するの?絶賛悩み中のアイディアを公開!

 

2019年7月まで活動していたベナンに戻って、興味はあったけど手を出さなかったことに取り組みます。現地の青年をサポートする形で活動したい。日本にいる今は、彼とwhatsappで連絡を取りながら何をするか決めている最中なのですが…

 

彼との関わり方について悩む部分もあり、活動内容の決定は難航。

 

現状と悩みを整理する意味で、「ベナンに戻って何をするか」文章にまとめることにしました。アドバイスや、読んだ感想等があれば超お気軽にコメントください!その一言が、突破口になるかもしれません。

 

 もくじ

 

ベナンで取り組みたい課題

割れ窓理論で考える、ゴミと衛生の現状

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住宅街の一角にある空き地のゴミ

JICA海外協力隊として派遣されていた分野が公衆衛生だったこともあり、ゴミ問題に関心を持つようになりました。

 

協力隊時代は、上司から主に学校での活動を期待されたため、活動の対象は学校に絞っていました。が、やっぱり街にあふれかえるゴミが気になる…!

 

割れ窓理論によると、

  • 街のそこらじゅうで目に付くゴミがさらなるゴミを呼ぶ
  • ちらかるゴミが野外排泄を呼ぶ
ということが言え、さらにそれが害虫や害獣発生につながり、感染症を招いていると考えられます。

 

ちなみに割れ窓理論とは、小さな「無秩序」を放っておくとさらなる無秩序を招くというもの。この場合の小さな「無秩序」は、たとえばポイ捨てされた一枚のビニール袋と言い換えられます。

 

割れ窓理論とは

 

建物の窓ガラスが割れたまま放置されていると、管理人がいないと思われ、凶悪な犯罪が増えるという理論。…すなわち、目に見える軽微な犯行を減少させることで他の犯行の誘発を防ぐという考え方である。

 

割れ窓理論とは - はてなキーワードより引用)

 

治安や衛生環境に関するすべての問題を割れ窓理論で説明しようとするのはナンセンスだとは思いますが、ちらかったゴミが、

  • 「トイレの管理をしない」という行動
  • 「ゴミ箱やトイレなどの公共物を盗む」という行動
を招く心理的な要因の一つにもなっていることは考えられます。

 

 

なぜ、住宅街にゴミ山があるの?

「街にゴミがあふれているからゴミをなくしたい!」では、「どこの」「どんな」ゴミをなくしたいのかがハッキリしていないので、絞りましょう。もっとも直接的に住民の生活の衛生環境に影響を与えている、住宅街にあるゴミ山について考えます。

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写真の奥は住居です

 

なぜ、住宅街にゴミ山があるのでしょうか?

近所の人や通りすがりの人が、そこにゴミを捨て続けるから。

 

そしてその背景にあるのは、以下のような現状です。 

  • 家庭ゴミ収集がなく、ゴミの捨て場がない
  • 道や空き地などにゴミを捨てても誰にも注意されない

 

これに基づくと、家庭ゴミ収集があって、かつ外にゴミを捨てると注意されるなら、住宅街からゴミ山はなくなると考えられます。

 

 

これからベナンで何をする?議論中のアイディア!

家庭ゴミ収集

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現地でゴミ収集を行う団体

家庭ゴミ収集の仕組みをつくることは、街の衛生状態を改善するうえで避けられないステップだと考えています。

 

現状、合計で約400戸が家庭ゴミ収集契約を現地の団体と結び、ゴミを収集してもらっています。人口30万人を抱える市で、家庭ゴミ収集の規模が十分でないことは明らかです。

 

私の活動パートナーが設立しようとしていた公衆衛生の専門家グループの活動のひとつとして、家庭ゴミ収集を展開しようと思っています。闇雲に収集契約を取り付けるのではなく、とくに人口密度が高く衛生環境が悪い地区をターゲットにします。

 

ただ、先進国で使用されているようなタイプのゴミ収集車を導入したいのですが、車探しに時間がかかっています。どんどん事業開始が先延ばしになるのなら、車はあきらめた方がよいのかと悩んでいます。

 

地域での清掃コンクール

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これは、活動パートナーのアイディアで悩みの種でもあるのですが…

住民を5~10軒ずつでグループにして、グループ対抗で清潔さを採点し、優秀なグループに景品を贈るという案です。

 

良い点

  • 住民に行動を促したい点をすべて採点項目に盛り込むことができる(例:トイレの有無、ゴミ箱の有無など)。
  • 住民同士で、間違った行動を注意しあう雰囲気が期待できる。

不安な点

  • 同じグループとなった住民同士の人間関係の悪化。
  • 近所だからという理由だけで同じグループにすることのリスク
  • 複雑に立ち並ぶ家のグループ化が複雑すぎる。
  • 各グループの管理方法(地図なしでどうやってグループ割りを共有する?)
  • 設備は採点できるが、行動や習慣は採点できない(例:家にトイレがあっても、きちんと使っているかはわからない)。

 

赤字は、特に運営上懸念される点。改めて整理すると、不安な点が多すぎる(笑)。

 

活動パートナー曰く、

  • 住民のグルーピングは地区長や地域のモスク責任者等、地域の人間関係をよく知る人に手伝ってもらえば良い。
  • グループ管理はグループにリーダーを設置して、我々が家庭を巡回する際に同行してもらえば良い。

とのこと。駆け出しの団体のプロジェクトに地域住民がここまで力を貸してくれるのか、正直なところ不安です。 

 

 

活動パートナーとの関わり方に悩む

ここまで、取り組みたい課題と方法案について述べてきました。主に「地域での清掃コンクール」に関わることなのですが、活動パートナーとどういう風に関わっていくのがベストかを考えています。

 

熱意もアイディアもある彼にはぜひ主役になってもらいたいのですが、彼の案には不安がつきまとってしまう。不安な点を書き連ねたように、手放しで「じゃあそれで行こう!」とは言えないアイディアなんですよね。

 

とはいえ私が口を出しすぎて、結局私のアイディアみたいになるのは嫌です。私は、ベナンに戻って行う活動においてリーダーになりたいとは思っていないから。正直なところ私は、一生ベナンに住んで彼と活動するまでの覚悟がありません。

 

どこまで私が口を出すか。悩みは、それに限ります。

 

 

まとめ

  • 取り組みたいのは、ゴミ問題。
  • 家庭ゴミ収集と地域での掃除コンクールの実施が有力候補。
  • 納得できない部分もあるアイディアを、私がどこまで変えてしまうかが悩み。
 
現状を整理する目的で、記事を書きました。「自分が属する組織の課題に対して日常的に問題解決を繰り返している方々はすごいな…!」と、尊敬するばかりです。経験がものを言うのでしょうか。悩みや不安を乗り越え、私も現場で役に立つひとりになりたいです。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。お気軽に、感想やコメントをください…!
 
 
追記

ベナンのゴミに関する現状について、より詳しく知りたい方はこちらをお読みください。

www.ricahirao.work

 

JICA海外協力隊を終え、ベナンに戻ることにした私の心境はこちら。

www.ricahirao.work