生きてればいいよ。

新卒で青年海外協力隊。任期満了後もベナンで家庭ごみ収集屋をしている若者の生きざま。

【アフリカ食文化】西アフリカ・ベナンで食べたいおすすめローカルフード4つ

みなさんは海外に行ったときに、現地の食べ物に挑戦する派ですか?しない派ですか?料理は、その土地で栽培される作物や得られるたんぱく源に大きく左右され、その地域の自然環境ととても密接な関係にあります。 

 

この記事では、西アフリカのベナン共和国に滞在していた際、「おいしい!」と思った4つの料理を紹介します。この記事を通して、「アフリカにはどんな料理があるの?」という疑問にお答えできればと思います。 

 

ベナンの主食

ベナンの人々の主食は、トウモロコシヤム芋コメです。ですが、パスタやパンも売っています。私がコメを外で食べると、「アジア人はやっぱりコメが好きなんだね」と時々声をかけられることがありました。逆にベナンの人々に好きな料理を聞いてみると、「トウモロコシやヤム芋は力が出る!」との返事が多かったです。

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ヤム芋です。

 

穀物の水粥

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ピンクの器に入った白いものです。ベナンでは、フランス語でbouilleブイと呼びます。直訳で「沸騰させたもの」という意味です。

 

これは、粉末状トウモロコシや粉末状アワ、粉末状ダイズなどをお湯で溶かして弱火で煮込んだ料理で、料理スキルはあまり必要とされません。ただし、だまにならないよう気を配る必要があります。砂糖を入れて甘くしてから、お好みでピーナッツを入れて飲みます。

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バケツに入れられて売られるのはデフォルト

 

ベナンの人々にとっては朝食でも、夕方の間食でもあります。写真のように、揚げドーナツと一緒に食べるのが定番です。一杯50fCFA(約10円)、ドーナツは一つ25fCFA(約5円)で売られています。

 

ヤム芋を突いたもの

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右側の白いもの。フランス語で、ignam pilléeイニャムピレと呼びます。直訳で「突かれたヤム芋」です。ちょうど日本の餅つきのように、蒸かしたヤム芋に水を加えながら、杵と臼で突きます。

 

突いたヤム芋は、写真のようにソースにつけて手で食べます。トマトベースのソースや、ピーナッツベースのソースが主流です。

 

餅つきを想像してもらえばわかるかと思いますが、時間と手間がかかる料理です。ヤム芋を突く筋力も必要です。ベナン北部の村ではヤム芋を畑で栽培している家が多いため、この料理を頻繁に食べるそうですが、お金を払いヤム芋を購入する都市部ではお祝い事の際に食べる位置づけです。

 

また、外食してこれを注文すると他の料理と比べて高価です。例えば、写真のイニャムピレは300fCFA~500fCFA(約60円~100円)しますが、次に紹介するトウモロコシの練り粥やコメに場合、同じくらいの価格で肉を合わせてつけることができます。

 

トウモロコシの練り粥(黒)

f:id:RicaH:20190805085506j:plainベナンでは一般にpâte noireパットノワーと呼ばれています。パットとは「練ったもの」、ノワーは「黒い」という意味です。直訳で「黒い練り物」ですね。

 

トウモロコシ粉をお湯に溶かして練って、そこにさらにヤム芋粉を混ぜ込んだものを、ピーナッツベースもしくはトマトベースか、野菜のソースと食べます。私が一番好きなベナン料理です。

 

南北に長いベナンでは主に北部でヤム芋の栽培がされているため、パットノワー含め、圧倒的に北部でヤム芋料理を見かけることの方が多いです。首都がある南部にももちろん北部からヤム芋は運ばれますが、南部で食べるヤム芋料理は北部のものとはなんとなく違う味や食感がします北部で栽培され多く食べられるとはいえ、南部の人々にとっても好んで食べられる料理です。

 

豆と一緒に炊いたご飯

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この料理をフランス語で何と呼ぶのかわかりません。ベナン各地で食べられる料理で、各地の現地語で呼ばれています。その意味で、ベナンに最も根付いた料理の一つと言えるかもしれませんね。ベナンで一番話者が多い現地語のフォン語では、アタシとよばれます。

 

こちらも作り方は簡単。豆を焚いている鍋の中に頃合いを見て米を入れ、一緒に炊くだけです。重曹を入れると、豆がより早く調理できるそうです。

 

私が住んでいたベナン北部の都市では、特にアタシの消費量が他の都市よりも多いらしく、たしかに午前中からお昼時にかけてアタシを売る女性には探さずとも会えました。 安く、おいしく、上にかけるソースにはピリッと辛味も効いています。

 

まとめ

アフリカの料理としてベナンで食べられる料理を4つ紹介しました。アフリカ全土でこれらが食べられるわけではなく、同じ西アフリカでも、イニャムピレを食べない国もあります。逆に、東アフリカでも食べられている料理もあります。調理方法と現地で栽培される作物の組み合わせでしょうか。興味深いですね。