中部アフリカ、ガボンという国を聞いたことがありますか。
JICA海外協力隊としてベナンに派遣されていた間、休暇をとってガボンに行きました。国内面積の80%は森林という、自然に恵まれた国。10以上の国立自然公園があることでも有名です。
ガボンで行ったニョニエのサファリが最高だったので、そこの紹介をします。
首都から船で行くNyonié(ニョニエ)
最高なサファリができる場所ニョニエまでは、首都リーブルヴィルから船で行きます。リーブルヴィルのミッシェルマリン港から船で1時間半ほどです。リーブルヴィルは半島のように少し突き出た場所にあり、海をはさんでその対岸に向かいます。
ニョニエに向かっている途中の風景も(晴れていれば)とてもきれいです。
対岸の陸地に着いてからさらに、車で1時間ほど走った先に宿があります。宿に向かっている途中もすでにサファリは始まっています。宿へ向かっている間に、私はゾウの家族に遭遇しました。
宿は木造のバンガローです。部屋は小さいですが、ニョニエにいて部屋の中にいるのは夜寝るときくらいなので問題ありません。
ニョニエをおすすめできるのは、サファリだけでなく美しい大西洋が常に隣にあるから。12月にはビーチでウミガメの産卵がみられるそうですが、私がニョニエに行った4月はオフシーズンらしくあまりお客さんはいませんでした。そのため、砂浜、海、空ともにほぼ独り占め状態でした。
さらにさらにジュースや洋酒含めドリンク24時間飲み放題。コーラを飲みながら海を眺めてぼーっとする時間が最高でした。
私が泊まったChez BETIというところは一泊12万fCFA(約5万4千円)と高めですが、リーブルヴィルへの送迎つき、飲み放題、朝昼夜のごはん付き、サファリにも2回出かけられるので大満足な内容でした。2泊目以降は内容は変わらず一泊6万fCFA(約1万2千円)だそうです。
ニョニエのサファリはまるで夢
一泊12万fCFAのパックで、2回サファリに出られると書きました。
- 夕方16時から19時頃までのカーサファリ
- 朝6時から8時頃までのウォーキングサファリ
の、二つのタイプのサファリが楽しめます。
カーサファリでは、森の中や草原地帯を走って動物を探します。私は一度のガボン滞在でニョニエに2回行き、2回参加したカーサファリで両方ともゾウを複数見ることができました。
カーサファリで動物を探している間、まるでリアルポケモンGOをやっている感覚でした。ゾウのほかにウシもたくさん見ました。ウシはレア度が低いので見つけてもコラッタ程度のテンションでしたね。
一度だけ、ヒョウを見ることができました。ヒョウを見た私たちのテンションが上がりに上がって声を出してしまったので、ヒョウはすぐに逃げてしまいましたが。
カーサファリの見所は動物探しだけではなく、もし動物をたいして見ることができなくても自然の美しさに感動すると思います。トトロがでてきそうな森や、沈む夕日を何にも遮られずに見ることができます。あとは、サファリのガイドさんがかっこよかったり。
ニョニエは見所いっぱいです。
朝のウォーキングサファリは、まだ暗いうちに朝ご飯を食べて出発します。
ガイドをしてくれた人がたまたまベナン人だったので、ベナンで話されるフォン語で挨拶をしたら喜んでくれました。ガボンでフォン語を話すとは思わなかった。これも、物価の高いガボンに近隣諸国からの出稼ぎ移民が多く集まっているから。
ウォーキングサファリではゾウも見ることができましたが、ゾウ以上に私が興奮したのはフンコロガシでした。フンコロガシがゾウのうんちを必死に運んでいました。生でフンコロガシを見たのは初めてだったので、めちゃめちゃ嬉しかったです。本当に逆立ちしてうんちを運ぶんです彼ら。
あと、アリの行列にも何度も出会いました。誤って行列を踏むと、足をかまれてすごく痛いらしいです。
この記事で紹介したニョニエのサファリは、Chez BETIというホテルに電話して予約します。ガボンに行く日本人は少なそうですが、もしガボンに行くことがあったら、首都からのアクセスも良いのでぜひ行ってみてください。
Chez BETIの電話番号はこちら +241 07 05 00 28
トリップアドバイザーからも予約できるようです。
まとめ
中部アフリカ、ガボンという国にあるニョニエを紹介しました。一か所で大西洋と本場のサファリが楽しめる、夢のような場所。運悪く動物が見れなくても、美しい草原と大西洋が迎えてくれます。
仏語圏アフリカにお越しの際は、ぜひついでに行ってみてください。