生きてればいいよ。

新卒で青年海外協力隊。任期満了後もベナンで家庭ごみ収集屋をしている若者の生きざま。

心が休まる日本のモスク―愛知県津島市 日本アハマディア・ムスリム協会

 

青年海外協力隊として派遣されていたころ、その地域の大半がイスラム教徒だったからか「日本にイスラム教徒はいるの?」「日本にモスクってあるの?」という質問をよくされました。モスクは日本にもあるようですが、私は行ったことがありませんでした。

 

また、滞在先の地域で仕事をしているアハマディア・ムスリム協会の方と親しくなった経緯があり、日本に一つだけあるアハマディア派のモスクに行ってみたいと以前から思っていたのでした。

↓日本アハマディア・ムスリム協会のHPはこちら。

www.ahmadiyya-islam.org

 

アハマディア派という名前にあまり馴染みはないかと思いますが、19世紀に興ったアハマディア派はイスラム教の中でも異端扱いされている宗派とのこと。アハマディア派に関する説明は、アハマディア - 日本アハマディアムスリム協会・ナレッジサイトを参照してください。

 

津島市の何気ない風景の中に突然現れるモスク

モスクのドームのシルエットが遠くから見えたとき、「あれだ!」とすぐにわかりました。 モスクは周りの景色にあまり馴染んでいるように感じませんでしたが、モスクの建物は以前パチンコ屋だったらしく、その立地に納得です。

 

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一目瞭然。ミナレットとドームを備えた立派な構え

 

最寄り駅の木田駅からは1kmほど離れていますが、HPに書いてある電話番号に問い合わせると駅まで車で迎えにきてくれるそうです。

 

私の記事を読んで興味を持ったら、ぜひ実際に行ってみてほしいです。みなさん歓迎してくれると思います。

 

アハマディア派モスクでの金曜礼拝

イスラム教徒は原則1日5回の礼拝をしますが、特に毎週金曜日午後の礼拝が重要視されています金曜日午後の礼拝は男性は原則モスクでの集団礼拝に参加しなければなりません。

 

今回初めてアハマディアのモスクに行くにあたりモスクを訪れる方々とも話してみたかったので、人がモスクに集まる金曜日の午後の礼拝の時間に合わせてモスクを訪ねました。

 

このモスクでは、モスクの責任者であるイマームによる説教が13時から15分ほど、続いて礼拝が行われました。説教はまずアラビア語で、次に日本語で、最後にパキスタンの公用語のウルドゥー語で行われました

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13時から始まる説教の様子

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説教の後は引き続き礼拝。一番右の、一人だけ立っている人は遅れてきた人です

モスク内は男女で場所が分かれており、私は男性側で見学していたため女性が何人いたか把握していませんが、この日は男性は20人以上来ていました。

 

この日礼拝に来た人の出身地の多くはパキスタン、インドでしたが、その他にミャンマーアフリカ(国を聞くのを忘れました...)の方もいました。モスクの利用者は、アハマディア派だけではないとのことでした。

 

礼拝が終わったあとはそれぞれハグをして、祈りが神に届くように言葉をかけあっていました。そんな温かな様子を見ているだけで私はベナンが懐かしくなり、同時にこのモスクを知れたことが嬉しくなったのでした。

 

礼拝後、みなさんチャイを飲みながら相談ごとや情報交換などをしていました。

私はモスクの責任者の一人であるイブラヒムさんにイスラム教の教えやアハマディア派の立場について教えてもらったり、その他いろいろな話を気がつけば4時間半もしていました。

 

アハマディア派の教えを理解し、行動にそれを反映させることができれば、悪い人間には絶対なりません。私が出会ったアハマディア派の人たちはみな思いやりに溢れ、品がある方ばかりです。

 

www.ricahirao.work

 

日本アハマディア・ムスリム協会のみなさんは、イスラム教への偏見をなくしたいと話していました。そのために地域の方々を積極的にモスクに招待し、交流の機会を作っているとのことでした。

 

アハマディアの方々の考えに触れると、こちらまで心が清らかになります。このような方々のことを知れて、とてもうれしく思います。