生きてればいいよ!

新卒で青年海外協力隊に参加。帰国後3ヶ月でまたベナンに戻って活動を続けている、そんな若者の生きざま。

JICA海外協力隊として派遣された私の、ベナンでの2年間の活動

私が利用した、国際協力機構(JICA)のJICA海外協力隊という制度は、原則2年間の派遣です。私の場合、2017年7月10日にベナンへ発ち、2019年7月9日に日本に帰ってきました。

 

2年間ベナンで活動していたわけですが、より具体的に言うとベナン北部にあるジュグー市の市役所に2年間勤務していました。わたしは特に、ジュグー市内にある市場のごみ収集や、排水溝の掃除などを担う都市管理課という課に所属していました。

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ジュグー市役所の雰囲気です。

 

では、ジュグー市役所で何をしていたか?

ジュグー市役所の所属だったんですが、主な活動は市役所の外で行っていました。

私の活動は、公衆衛生文化交流のふたつに分けることができます。

 

〈主な公衆衛生の活動〉

  • ジュグー市中心部の12の小学校で、小学4、5、6年生に対して「食べ物の取り扱い」、「野外排泄とごみのポイ捨てによる害」について講習を実施
  • ジュグー市中心部の小中学校25校を巻き込み、学校対抗清掃コンクールを2回実施
  • 学校対抗清掃コンクール参加校の一部にて小学5,6年生と中学1年生への手洗い講習
  • 学校の売り子の女性たちへの食べ物の取り扱いに関する指導
  • ジュグー市内の家庭ごみ収集の補助
  • ジュグー市役所に所属する衛生普及員による地域巡回の補助

など

 

〈主な文化交流の活動〉

  • カトリック系私立小学校Patient REDOIS 1と、浜松日体中学の間での文通
  • ジュグーの公民館での日本紹介イベント
  • ジュグー市営図書館での世界の写真展
  • ジュグー市営図書館でのジブリ映画上映、折り紙教室
  • 衛生指導で巡回した一部の学校での、日本語や日本の歌、踊りの紹介

など

 

〈その他〉

  • 市役所の住民課で身分証明書発行業務の補助

 

ちなみに公衆衛生の活動で行った「○○の講習」は啓発活動と呼ばれるものですが、「啓発活動」と言うと私は「啓発される側の人たちは知識がなくて、意識が低くて、どうしようもないので教えてあげている」ようなイメージを持ってしまうので、その言葉を使いませんでした。

 

協力隊の活動でばっちり成果を出すのは難しい、とよく聞きました。

 

それは、たいていの場合語学が不自由なまま派遣され、グループでの派遣でもない限りは一人で職場で活動への理解を勝ち取っていかなければならず、そのうえともに活動する現地パートナーすらいない場合も多くあるからです。

 

私の場合は1年目を終えたあたりでやっと文化の面で環境に慣れることができ、2年目には活動の質が自然と大きく変わりました。

 

1年や2年で、単独で派遣されて大きな成果を出すのは難しいです。

 

短期的に、または定量的に成果を出すのは難しいです。

しかし、長期的に、または定性的に成果は出せます。

 

協力隊員との活動で誰かの自尊心を高めることができたり、子どもたちの頭の中や心の中に種をまくことができれば、それは定性的な成果だと言ってよいと思います。

 

今後の記事で追々、定量的な成果と定性的な成果に注意しながら、2年間で行った活動の一つ一つを具体的に振り返っていきます。