青年海外協力隊の任期を終えたのが2019年7月。 同年10月にベナンに戻ってきた私は、現在仲間とNGOの立ち上げ準備中です。2度目のベナン生活は1ヶ月半ほど過ぎましたが、先日、久しぶりに最高の夕べを過ごしました。 今回は、そこから少し考えた、幸せを感じ…
1週間ほど、フランス人のおじいさんと一緒に暮らしていました。 彼を訪ねてベナン人が家に来るたびに、おじいさんは私にそのベナン人のプロフィールなどを話してくれるのですが、どうもネガティブな印象ばかり持ちました。と同時に、私自身も最近ネガティブ…
先日、こんなツイートをしました。 道を歩いていて「ヒーホー!チンチョン!」と言われることがたまにある。私は冗談で返すか、スルーする。他方ある隊員は、日本への理解を深めてもらうために世界地図を配りながら地域巡回をし、日本の説明をしていた。自…
「日本人女性は海外でモテる」と聞いたことがあるでしょうか。 この説に異論もあるとは思いますがひとまず置いといて、日本人女性はベナンでもかなり声をかけられます。日常的に知らない人から声をかけられ、電話番号を聞かれます。 今回の記事では、ベナン…
海外旅行をしたことがある人は、お土産の買い物やタクシー移動でぼったくられそうになったことがあるのではないでしょうか。 こちらが外国人で、値段の相場を知らない、あるいは金持ちだと思われている場合はぼったくり価格を言ってくることはよくありますよ…
国際協力に興味があり、途上国が抱える何らかの開発課題に関する本を読んだことがある人はいるでしょうか。 本を読むだけではクレイジーすぎて信じられないような出来事も、現場に来て実物を見たり話を聞いたりすれば、実際に起こっていることなのだと理解で…
援助慣れという言葉を聞いたことがあるでしょうか。 助けてもらうこと、与えられることに慣れてしまうと、自分で何かをしようとは思わなくなります。私はベナンでお金をねだられるたびに「これまでの外国人は一体何をしてきたんだ?」と思っていましたが、そ…
何をするにも、慣れは大敵です。 慣れると、初めは驚いたことにも何も感じなくなります。何も感じなくなると、「もっと知りたい」という好奇心や興味がなくなります。西アフリカのベナンに暮らして3年目になりますが、特に海外に住んでいて生活環境に慣れて…
発展途上国では、予定通りにいかない。 海外での仕事に興味がある人は、こんな言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。私は現在西アフリカのベナンでNGOの立ち上げ準備をしていますが、最近もそんな状況にぶちあたったところです。 今回は、現在の準備…
It's not your business. 英語で、「あなたに関係ないでしょ」という表現です。他人から「~すれば?」とか「~しなよ」とか言われると気にしてしまう人に心強い言葉です。 ベナンという異国に住んで3年目になる私も、他人から言われる言葉をやっと気にしな…
英語などの外国語を習得したい方へ。 語学を伸ばすのに必要なのは、まずはマインドです。伝わらなかったらどうしよう、下手だと思われたらどうしよう。そんな恐れと恥さえ捨てることができれば、語学は絶対に伸びます。 今回は、日本語、英語、フランス語を…
「モノをあげるだけの支援」が批判されることがあります。 あげたモノが意図したとおりにきちんと使われているかや、モノの管理方法をフォローしなければ、問題解決に有効だったかわかりませんね。私も数か月前にある人にモノをあげたのですが、最近その使い…
最近、こんなツイートをしました。 ベナンの私の周りの人たちは、一緒に食事しても割り勘をする文化がない。「次は払ってね」というより、誘ったほうがおごる。仲間と私の間には経済格差があるのは明白で、呼ばれればおごられるのが当然と思われている節があ…
「私はこれがやりたい!」と言う人と、「私にはこれをやる必要がある!」と言う人では、どちらを応援したくなるでしょうか。 私たちのNGOの会計係の仕事に興味がある人たちと面接をし後日結果を伝えたところ、「僕にはこの仕事が必要なんだ」と食い下がった…
あなたと一緒にいる友人が、ずっとスマホをいじっていたらどう思いますか。 私はそれをやられたら不快なので、いくら話題がなくなっても極力やらないようにしています。スマホの扱いに関するエチケットが、日本では(私の周囲の友人の間では)浸透していると…
郷に入れば郷に従え。 よそのコミュニティでは、そこのやり方に合わせるべきだという考え方です。たしかに新参者を受け入れる側としては、自分たちのやり方に倣ってくれるのなら親近感を持てますよね。でも、私は必ずしも「郷に入れば郷に従え」が正義ではな…
「知らない人についていくな」。 幼いころ、両親からこう言われたことがある人は多いと思います。それは身を守るためで、防げる犯罪被害にあわないため。ですが思い返してみれば、大学入学以降に海外渡航を繰り返していた私はいつからか知らない人についてい…
「生きることは食べること」と数か月前まで言っていた私がいなくなりました。 最近、誰かと向き合っているとき、常に「この人からどんな情報を得られるか?」「この人にどんな風に動いてもらえるか?」ばかり考えています。典型的な例が、「食事は外交」だと…
アフリカ、ベナンでの生活も3年目に入りました。 ベナンに暮らしていて、私にとって大変な文化や環境はときどきありますが、地元の人たちとのかかわりの中で心温まる出来事も頻繁にあります。 今回は、日常での心温まる、地元の人たちの3つの優しさについて…
現在、相方ダウダが代表を務めるNGOの立ち上げ準備中。 日本のNPO法人の設立要件しかり、ベナンでNGOを立ち上げるのは一人ではできません。NGOの中心メンバーは最低3人必要です。私と相方ダウダだけではできないので、団体登録のための書類作成の傍ら、仲間…
ここ最近、相方のダウダとは私の家で話すことが増えました。 昨日は、これからともに活動する仲間選びに関しての話を中心に1時間ほど議論。ダウダと話していて、同期のある協力隊員の言葉を思い出したので、それについて少し書こうと思います。 「対等な立場…
西アフリカ、ベナンでNGOの立ち上げ準備中。 今後の事業のもっとも重要な初期投資であるゴミ収集車選びも、相方と相談しながらではありますが、私が最終的な決定権を持っています。 私一人では常に冷静に考えることができず、日本にいる友人に相談することが…
協力隊員として、西アフリカ・ベナンで活動していた時のこと。 ある朝、いつものように家から市役所まで歩いて出勤していると、木の枝を口にくわえた人がやたらと目に付く…!なんと、木の枝で歯を磨いているらしい。 気になったので、ベナン人の歯磨きについ…
こんにちは。 これから家庭ゴミ収集事業をベナンで始めようと、一週間ほど前からベナンに来ております。事業の初期投資として欠かせないのが、ゴミ収集車。車体もいろいろあり、一番のおすすめは中国メーカーのAPSONICという話も。 今回の記事では、先日現物…
2019年7月までの2年間、私はベナンに住んでいました。 2年間住んだ国なので、戻ってきてもまた難なくなじめるだろう。そんな風に思っていました。しかし、3ヶ月間ベナンを離れている間に私自身もすっかり変わり、2年間ぶっ通しで住んだ数か月前の自分とは違…
デキる人とはどのような人でしょうか? 私は、品格ある人だと思います。品格が相手への信頼を生み、他人を動かし、仕事がうまく回っていくことに大きく貢献していると思います。私のまわりにもちらほら、そんなデキる方々がいます。 今回の記事では、私の身…
新郎宅に向かう新婦(白いヴェールの女性) 結婚式は、宗教やその国のやり方により様々です。 日本で結婚式というとホテルや結婚式場で挙げるイメージがありますね。私が住んでいる西アフリカのベナンでは、一昔前の日本の結婚のように、新婦がみんなに囲ま…
ベナンの郵便局(La Poste)が運営している長距離バス 先日、ベナン北部での私の生活が3年目に突入しました。 そもそもベナンに旅行で来る日本人は多くないのですが、最近ではバスケの八村塁さんの活躍もあってベナンの知名度も上がってきているように感じます…
ブリュッセルからコトヌーへ向かう途中、眼下に広がるサハラ砂漠 こんにちは。 ここ10日間ほどブログから離れていたので、久しぶりの記事更新です。というのも、用事があってヨーロッパを回っていたのでした。 昨日やっと、ヨーロッパを後にして目的地ベナン…
よこはま動物園ズーラシアに行きました。 日本の動物園にいる動物たちは、どこから来ているかご存知ですか。 動物園で生まれた動物もいますが、海外から連れてきた動物たちもいます。その点で、先日家族と行ったよこはま動物園ズーラシアで想像以上にアフリ…